■ 優しい嘘 ■

その指先ほどの小箱は、禁忌によって結実した種子。
舞い踊る純白の羽が、切ない記憶をさそって揺らめく。
真なる魔を名乗る娘が、懐かしい声音で囁いた。
知っている。それが甘い、優しい嘘だと。
それでも───。
「一人にしないで…私はまだ、ここにいるのよ?」
喪われた愛しさを取り戻すため、彼は禁忌に手を差し伸べた…。


悲しみなのか、怯えているのか、それとも微笑んでいるのか。
あえて特定しがたい表情に描いてみました。
迷いと惑いが去来する中、それでもどこか安堵している。
歪んだ希望に縋りたいと願っていることを、まざまざと思い知りながら。

…短時間でサクっと描いてみました。
あまり詳しくはコメントしませんが、私にとっては懐かしいキャラです。
(ちなみに「works」の緑のページにいる人です)



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